この記事では、「海に眠るダイヤモンド」の主題歌・歌詞に伏線はあるのか?ねっこ「根を張る」「飾らない、ささやかな花でいい」の意味とドラマとの関係を考察し紹介します。
2024年10月から放送の始まったTBS系ドラマ日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」は、昭和から現代まで、70年という時をわたって繰り広げられる、愛・青春・友情そして家族の物語です。
物語の舞台は、1955年の高度経済成長期の長崎の端島(はしま:通称 軍艦島)と現代の東京になっています。当時の端島は、炭鉱島として約5000人以上の人が石炭業を生業として生活していました。今では廃墟となった軍艦島をめぐるツアーで有名です。
主演の神木隆之介はこの作品の中で、1950年代の端島に生きる鉄平と、現代の東京に生きる玲央の一人二役を演じます。
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海に眠るダイヤモンド主題歌「ねっこ」に込められた想い
King Gnuの新曲「ねっこ」は、ドラマ制作側からオファーを受けて制作されました。ドラマの初回放送と同時に音源が解禁されました。
King Gnu・常田大希
King Gnu約1年ぶりの新曲となります。
“ねっこ”というとても素朴なタイトルをつけました。
ドラマの主な舞台である戦後1950年代から脈々と今に受け継がれてきたもの、そして失ってしまったものに想いを馳せつつ、現代を生きるためのほんのささやかな歌になってくれたらなと思います。常田引用:海に眠るダイヤモンド
また、ドラマの公式ホームページに『何度でも楽曲を聴きながらドラマの世界観に浸り、お楽しみください』と書かれてあり、「ねっこ」にはドラマの世界観をリンクさせる要素を取り込んで制作されたのだと思います。
『ねっこ』という言葉について調べると、一般的に木や植物の根っこが出てきます。しかし『根』を使わず、ひらがなで表現されています。
ひらがなを使うことで、親しみやすい印象を与えるだけでなく、そこに込められた意味が1つだけではないと考えることができます。
歌詞に伏線はある?「根を張る」の意味とドラマの展開考察
「ねっこ」には、ドラマの伏線が含まれていると考えます。歌詞の中で、気になるワードからこれから起こるであろう展開を考察して行きたいと思います。
「根を張る」の意味は?
一般的な「根を張る」の意味は、『深く広がり、動かしがたくなる』です。
1955年戦後復興期から高度経済成長期の何もないが夢があり、活気にあふれた時代を生きた人たちは、この地に『根を張り』、愛や青春とは何かを経験し、生涯をこの地で終えることを望んでいたのではないでしょうか?
約20年後に閉山されるとも知らず、鉄平や仲間たちが『根を張り』力強く生き抜いた時代があったことを見ることができると思います。
1955年の端島は、CGも使って再現されているんだって!最新の技術はすごいね!パッと見わかんなかったよ!
「根を張る」から考えられる今後の展開
「ねっこ」の「根を張る」前の歌詞と合わせてみていくと、また違う一面を見ることができます。
誰も気づかない
有り触れた一輪でいい
あなたが項垂れた
その先に根を張る
そんな花でいい引用:ねっこ
「あなたが 項垂れた(うなだれた) その先に 根を張る」
ここから読み取れることは、「あなた」が恋人や好きな人を表している場合、「あなた」が悲しみや挫折などで倒れても、そばにいて支えると読み取ることもできます。
【海に眠るダイヤモンド】
— 情景師アラーキー (@arakichi1969) October 27, 2024
先週から始まった日曜劇場の『海に眠るダイヤモンド』。
1965年(昭和40年)の長崎の軍艦島とこ端島の最盛期の再現性が高すぎて冒頭映像をなんども繰り返し再生!何度見ても素晴らしい。… pic.twitter.com/P0Mes74m9E
「飾らない、ささやかな花でいい」の意味は?
飾らない花でいい
華やかでなくていい
あなたの喜びの上に
実が生ればいい引用:ねっこ
「ねっこ」の歌詞で何度も歌われている「飾らない花でいい」「ささやかな花でいい」は、鉄平からリナへそして、いずみから玲央へ伝えようとしている言葉だと思いました。
鉄平からリナへ伝えた言葉
謎多き美女として突如島に現れた、リナ。鉄平はリナに興味を持ち、遊びに誘っていました。
鉄平は、綺麗な顔をしたリナに端島の外で何があったかわからないが、『飾らない花でいい』と愛を囁いたのではないでしょうか?その後、鉄平とリナは恋人にはなりますが、最後は生き別れることになると思います。
リナは鉄平がいなくなり、端島から出た後も鉄平のことを思い懸命に生き抜いていくという展開が考えられます。
いずみから玲央へ伝えたい言葉
物語の冒頭から現れた、怪しげな婦人・いずみ。いずみの『忘れられない人』にそっくりな玲央は、夢や希望・やる気もなく生きています。いずみはそんな玲央に突然プロポーズをします。そして、玲央を連れて、端島へ向かいます。
いずみは鉄平たちと過ごした端島を玲央と訪れることで、当時は何もなくても楽しく生き抜くことができたことを、伝えようとしてるのではないでしょうか?
物語のラストで、玲央はホストを辞めることになると思います。そして、自分を見つめ直し、前向きに自分にあった生き方を見つけていくという展開を予想します。
【考察】いずみの正体はリナ!
いずみは玲央のことを『忘れられない人・思いを寄せた人』に似ていると言っていることから、いずみの正体は端島に突然現れた謎多き美女・リナだと推測します。「リナ」という名前は芸名で、いずみが本名だと考えます。
追加されたキャストさんの中に映画プロデューサーがいるんだよね!
リナのこと追いかけて、端島にきたんじゃないかな?
いずみの正体がリナだった場合、物語の冒頭での突然のプロポーズは、鉄平とリナが恋人になったものの結婚できず、生き別れたからこそ、起こりうるエピソードだと言えます。
「飾らない花・ささやかな花」は鉄平からリナ、そしていずみから玲央へと70年の時を超えて伝えたい生き方を表しているのだと思います。
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「海に眠るダイヤモンド」の主題歌・歌詞解釈:まとめ
この記事では、「海に眠るダイヤモンド」の主題歌・歌詞に伏線はあるのか?ねっこ「根を張る」の意味とドラマとの関係を考察し紹介しました。
- 「ねっこ」の歌詞に伏線はある!
- 「根を張る」から、ラストに鉄平は亡くなっている
- 玲央はホストを辞めて、生きがいを見つける
- いずみの正体はリナ(1話終了時点の予想)
- 「ねっこ」には、70年の時を超えたメッセージが込められている
謎の多い女性、リナといずみ。神木君が演じる鉄平と玲央はそれぞれの女性とかかわったことで、どのような人生を歩んでいくことになるのか、今後のドラマの展開から目が離せません!
「ねっこ」の中には他にも伏線になりそうな歌詞があるかな?よく聴いてみたら見つけられるかも!
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「ねっこ」全体から、歌詞の『僕』を鉄平とした場合、
『あなたが(リナが) 項垂れた(悲しんでいる) そのさき(70年後も) 根を張る(ここにいる)』と解釈した場合、鉄平は端島閉山前に亡くなってしまうと考察できます。
「思い出の瓦礫に根を張っている」という歌詞もあり、『瓦礫』が現代の端島の様子を表していると考えると、廃墟となった今も居続けていると捉えることができます。
つまり、鉄平は不慮の事故で亡くなってしまう、という展開が予想されます。