洋画ジュマンジは、1982年に発表された絵本を原作にして、1995年にアメリカで制作されたファンタジー・アドベンチャー映画です。
そのタイトルにあるジュマンジとは、作中に登場するボードゲームの名前です。それはサイコロをふって出た目だけ進む、日本で言うところの双六のようなゲームなのですが、実はそのゲームには恐ろしい秘密が隠されています。
そのゲームのプレイヤーには、サイコロを振って進んだマスに書かれていることが現実に降りかかるのです。そのようなファンタジックな設定と、当時では最先端だったCGによって描かれた面白い映像の数々がこの作品の見どころです。
また、主人公と父親との複雑な関係や、幼馴染の女性とのロマンスなどの興味深い要素がたくさん盛り込まれたストーリー展開も、非常に魅力的ものとなっています。
この映画のストーリーは1869年に、不思議な力を恐れた少年たちが木箱に入ったそのゲームを地中に埋めるところからスタートします。
しかし、100年後の1969年にアラン・パリッシュという少年が、工事現場でそれを見つけてしまうのです。アランにはその町の名士で、大きな靴工場を経営しているサミュエルという父親がいます。
いじめられっ子で気の弱い息子に対して自分が父親からされたように厳しい態度で接するサミュエルに、アランは愛情を持ちつつも反感を抱いていました。
そんな生活の中で、ある日アランは父親とケンカをした後に、同級生の少女のサラとジュマンジをプレーしました。
アランのコマが5か8の目が出るまでジャングルだ、と書かれているマスに進んだところ、彼はそのゲームの世界へと吸い込まれてしまいます。サラはそのことを他人に伝えても本気にしてもらえず、アランは謎の失踪を遂げたということになったまま26年の時が流れました。
ある日、アランがかつて住んでいた屋敷にジュディとピーターという姉弟が叔母さんと共に引っ越して来て、ジュマンジを見つけてしまいます。二人がそれをプレーしていると、ゲームの世界から猿の大群や恐ろしいライオンが出て来てしまいます。
また、その中で5の目が出たことがきっかけで、ゲームの世界から大人になったアランも出て来ました。
現実世界に戻って来たアランは大喜びだったのですが、彼の失踪により家族の運命も大きく変わり会社が倒産、さらに両親が他界していることを知り愕然とします。
そんな彼は、出て来た動物たちを何とかするためにはゲームをクリアしなければならないと思ったジュディとピーターに頼まれて、仕方なくゲームのクリアを手伝うことになります。しかしボード上には四つのコマがあって、その四つ目のコマを動かすプレイヤーがいなければ先に進むことが出来ません。
そのプレイヤーは26年にアランとゲームを始めていたサラでした。その時の事件がきっかけで精神に問題を抱えていた彼女を説得し、四人でゲームのクリアを目指すことになるのですが、それによってますます大きな混乱を引き起こすことになってしまいます。
果たして彼らはゲームをクリアして混乱に幕を引くことが出来るのか、というのがこの作品のあらすじです。物語のラストに待っている意外な展開に、多くの人が驚くと共に大きな感動を覚えるものとなっています。
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また、この作品は当時は大きな話題を呼び、正式な続編ではないものの兄弟的な位置づけの作品のザスーラが2005年に制作されていますし、2017年にはついに正式な続編であるジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルも公開されています。
U-NEXTではそれらも含めた3作品をすべて見ることが出来ます。