この記事では、「若草物語」の名言・名シーン、原作が伝えたいことやおすすめポイントを紹介します。
「若草物語」は1868年にアメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットの半自伝的な小説として出版され、世界中で150年以上も愛され続けている作品です。
映画・ミュージカル、さらに日本ではアニメ化もされた「若草物語」が、2024年10月6日(日)に日テレ系日曜ドラマで「若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-」として、令和の日本でドラマになって蘇ります。
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— 若草物語 ―恋する姉妹と恋せぬ私―【ドラマ公式】 (@wakakusa_ntv) September 17, 2024
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四姉妹&個性豊かなキャラが勢揃い🌸#堀田真由 #仁村紗和 #畑芽育 #長濱ねる#一ノ瀬颯 #深田竜生 #生瀬勝久#酒井若菜 #臼田あさ美 #渡辺大知#坂井真紀 #筒井真理子 pic.twitter.com/QvzSI8Gu38
「若草物語」は多くのアニメや映画の原案となっており、原作小説を読むよりも現代の自身に置き換えてみる方も多いです。
ドラマ「若草物語 -恋する姉妹と恋せぬ私-」は、最新話をTVer、全話をHuluで見放題配信されています。
なお、Huluでは1964年に公開された邦画「若草物語」も配信されているので、現代との描かれ方の違いを見るのも面白いです。
近年では、2019年に映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」が公開。名作小説「若草物語」をグレタ・ガーウィグ監督が現代的な視点で描きました。
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「若草物語」の名言・名シーンは?ジョーの名言も解説
「若草物語」には数々の名言・名シーンが描かれています。その中から、特に心に残る名言をシーンと共に解説します。
「若草物語」の名言・名シーン
『不幸な結婚をするくらいなら、幸せな独身のほうがいいわ。』
結婚に焦るメグとジョー。しかし母親は、焦って結婚したことで不幸になってほしくないと思っています。たとえ結婚しなくても、人生に誇りを持ってほしいと願う親心がわかるシーンです。
『おばさんって、ちょっとかわいそうかも。お金がたくさんあって、楽しい生活がおくれるわけじゃないんだから!』
これは、偏屈な親戚のおばさんのことを話しています。素直になれない性格のおばさん。素直に生きることの大切さを考えさせてくれます。
『雲のうしろにはつねに光があるのですよ。』
母親が、危篤と知らせのあった父親のもとへ向かう前日の夜のこと。父親が危篤状態であることを知らせる電報を受け取った夜の出来事で、母親が娘たちに不安を和らげるために、励ましの言葉として語っています。
これは、原作者の名言としても有名な言葉です。英語では「There is always light behind the clouds.(雲の上はいつも青空)」と書かれ、どんなに苦しくても、明るい未来が待っていると励ましてくれる言葉です。
ドラマ「ドラゴン桜」の中でも使われたこともあって、有名な名言だよ!
「若草物語」でジョーが言った名言は?
若草物語の主人公、ジョー・マーチ(次女)は作者自身を反映しています。ということは、ジョーのセリフには原作者の伝えたいメッセージが多く含まれていると解釈できます。
ここからは、ジョーの名言をいくつか紹介します。
『私は結婚したくない!』
ジョーは、19世紀の社会では女性に求められていた結婚観に対して反抗し、自分の夢や自由を追い求める強い意志を持っています。この言葉は、彼女が家庭内の役割に縛られず、自分の人生を自分で選びたいという思いを表しています。
『私たちは働いて、そして私たち自身で未来を作るわ!』
この言葉は、女性が自立し、自分の力で未来を切り開いていくというジョーの姿勢を象徴しています。ジョーは作家を目指し、家族を支えるために働くことに誇りを感じています。
『私には本当に野心があるの。作家として成功したい!』
ジョーの人生の夢は作家になること。彼女は家庭や社会の制約を越えて、自分の才能を信じて成功を目指す姿勢を持っています。彼女のこの言葉は、夢に向かって努力するすべての人に勇気を与えます。
『女性だって心と魂を持っている。野心だって、美しさだけじゃない!』
これは、女性が男性と同じように野心を持ち、心の充足を求める権利があることを主張する言葉です。ジョーは、自分がどんなに「普通の」女性像から外れていようとも、自分の生き方を追い求める姿を見せています。
原作の小説は色んな人が翻訳していて、訳し方にも翻訳者の個性が出ていることも…。興味のある人は、翻訳者の異なる版を読んでみると面白いかも!
多くのアニメや映画にもなっていて作品により解釈は様々だけど、経済的に自立した強い女性になりたいというメッセージは変わっていないように感じます。
原作「若草物語」が伝えたいことは?
「若草物語」は、家族の絆と、女性も自立して成長していくことの大切さを伝えた作品になっています。
この作品の描かれた時代は、まだ女性の社会進出が大きく進んでおらず、今を生きる私たちとはかなり価値観が違います。
南北戦争という時代背景の中で、父親は戦争へ。残された母親と姉妹、女性だけで支え合い、協力し合って生きていくことになってしまいます。
自立した女性としての成長
戦争へ行った父親から届いた手紙には、『Little Women(小さなご婦人)』と書かれてあり、女性も自立し成長してほしいと願いが込められていました。
この『Little Women』は「若草物語」の原題になっています。
次女ジョーは作者自身のことを反映しており、この時代には珍しく自立した女性として大きく成長していきます。伝統的な女性の役割(結婚して家庭に入ること)に疑問を持ち、作家として成功することを夢見ています。
「若草物語」はジョーを通して、女性の教育と自立について訴えかけ、女性の地位向上を後押ししてくれます。
ジョーは作者自身を反映してるんだね。ジョーは、自分の体験や家族の出来事をもとにした本を書くことに成功!作家の夢が実現したよ。
お金があるから幸せなのか?
この作品は、父親が戦地に行ってしまったことで、貧しい生活を強いられながらも、四姉妹は強く生き抜いていきます。
物語はクリスマスから始まりますが、父親のいない、初めてのクリスマスです。父親が不在のため、プレゼントはありませんでした。そんな中、父親から手紙が届きます。父の手紙で皆の心は暖かくなりました。
お金があるから幸せと言えるかもしれませんが、お金がないと必ず不幸になってしまうのか、ということを考えさせられます。
つい見逃してしまっていることの中にも、小さな幸せがあるんだね!これはいつの時代にも通じる普遍的なテーマだから、作品が長く愛される理由がわかります。
若草物語のおすすめポイントは?
「若草物語」は19世紀半ばのアメリカを舞台にマーチ家の四人姉妹(メグ・ジョー・ベス・エイミー)が少女から女性として、成長していくことを描いた作品になっています。
南北戦争時代、父親が戦争に赴く中、四姉妹で必死に生き抜こうとします。ぶつかり合い、時には喧嘩をしながらも性格や考え方の違う四姉妹が、さまざまな経験を通して成長していき、改めて家族の絆を深め、家族の大切さに気づかせてくれます。
また、四姉妹それぞれの性格や考え方に、共感できる部分を見つけることができるため、物語の中に入り込んで読んでいくことができます。
原作小説のあらすじを短く要約:「若草物語」の概要
「若草物語」は19世紀のアメリカを舞台にした、四姉妹の成長と家族の絆を描いた世界中で愛され続ける作品です。
「若草物語」ってどんな話?
「若草物語」は1861年〜1865年のアメリカで起こった南北戦争後を舞台にした四姉妹の成長の物語になっています。
この作品は、次女のジョーが主人公として物語が進んでいきます。
わー。原作は19世紀のアメリカなのに素敵に現代の日本に置き換わっているね。マーチ家が町田家になってるのも良いね♪
原作小説「若草物語」あらすじ
19世紀半ば、南北戦争下のアメリカにマーチ家の四姉妹、メグ・ジョー・ベス・エイミーが住んでいました。父親は従軍牧師として戦争に行ってしまったため、優しい母親と姉妹四人での生活が始まります。
ある日、父親の危篤の知らせが届きますが、一家は苦しい生活をしていました。ジョーは母が父のところへ行けるようにと、長い髪を売り、旅費として母親に渡します。ここから、四姉妹だけの生活が始まります。
四姉妹だけの生活では、衝突することもありました。しかし、支えあいながら、さまざまな困難をのりこえて、それぞれが少女から女性へと大きく成長していきます。
クリスマスの時には、回復した父親が帰ってきました。四姉妹の成長した姿を見ることができ、家族の絆がさらに深まっていくのでした。
ジョーにとって、長い髪はとても自慢だったんだ!でも、それ以上に、家族のことが大切だってわかるシーンだよ!
「若草物語」は多くのアニメや映画の原案となっており、原作小説を読むよりも現代の自身に置き換えてみる方も多いです。
ドラマ「若草物語 -恋する姉妹と恋せぬ私-」は、最新話をTVer、全話をHuluで見放題配信されています。
なお、Huluでは1964年に公開された邦画「若草物語」も配信されているので、現代との描かれ方の違いを見るのも面白いです。
近年では、2019年に映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」が公開。名作小説「若草物語」をグレタ・ガーウィグ監督が現代的な視点で描きました。
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まとめ
この記事では、「若草物語」の名言・名シーン、原作が伝えたいことやおすすめポイントを紹介しました。
現代社会とは異なる時代を生きていますが、四姉妹の生き方の中には、今を生きる私たちにも共通する考え方を見つけることができる作品になっています。
2024年10月期ドラマ「若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-」では、現代を生きる四姉妹の日常の物語が描かれます。
四姉妹を通して、現代社会での恋愛観や結婚観について考えられそう!「若草物語」を読んだことがない方は、これを機に原作を読んで比較するのも楽しいかも♪
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