この記事では、2024年10月期ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」について、実写化が酷いと言われる理由を5つ、原作ファンが期待することについてもSNSの声を基に具体的に3つ紹介します。
「その着せ替え人形（ビクス・ドール）は恋をする」略して、着せ恋と呼ばれてます。原作は福田晋一、ヤングガンガンにて好評連載中でアニメ化もされている人気作です。
実写ドラマのメインビジュアルが発表されるや否や、SNS上では原作ファンやアニメファンから、実写化がひどいとの声が多く見受けられます。
実写化が苦手なファンも一定数居るのも事実ですからね。やっぱり、イメージと違う！という拒否感があるのでしょうか…。
そして、“原作ファンが望んでいることはいったい何なのか”についても、まとめてみました。
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「その着せ替え人形は恋をする」の実写化が酷い理由5選
ここからは、着せ恋の実写化がなぜ酷いと言われているのか、SNSでの着せ恋ファンのコメントから5個の視点より迫ってみます。
実写化自体への不満
近年、アニメや漫画の実写化が頻繁に行われており、まさにブームとなっています。テレビドラマや映画の多くがアニメや漫画、小説を原作としており、原作ファンの注目を集めることで話題性を狙うケースが増えています。しかし、この実写化ブームに対しては、多くの原作ファンから厳しい批判の声が上がっています。
特に小説からの実写化では、読者が各自の想像力でキャラクターや世界観を描いているため、映像化されても視覚的な違和感が少ないのが一般的です。しかし、アニメや漫画の場合は、視覚的なイメージが原作を通してすでに確立されているため、ファンが持つ共通のイメージが強く存在します。
キャラクターのデザインや背景、色使いなど、視覚的に完成された世界観があるため、実写化がこれを再現できないと大きな不満が生まれるのです。
既に映像としてあるものは、皆の認識が一致してるから…それを再現できていない時はガッカリさせてしまいます。
実写化に対する不満の根底には、「原作の魅力を尊重してほしい」というファンの強い思いがあります。しかし、視覚的に完成されたアニメや漫画の世界観を現実の俳優やセットで再現することは容易ではなく、結果的にファンの期待を裏切るケースが少なくありません。
実写化ブームに対する「またか…」という不満は、こうした背景に起因しています。
再現度が低い
アニメ化されている作品は、ビジュアルやキャラクターの印象が視聴者に強く残ります。「その着せ替え人形は恋をする」では、キャラクターの外見、話し方、声のトーン、仕草に至るまでが作品の魅力です。
これらを忠実に再現することが求められますが、実写化では再現の難易度が非常に高く、原作ファンとのイメージのギャップが生じやすいと考えられます。
特に「その着せ替え人形は恋をする」では、高校生のリアルな日常、ギャルスタイル、コスプレのディテール、独特の「チラリズム」が重要です。これらが実写で再現されないと、作品の魅力が大きく損なわれてしまいます。
また、原作にはR指定に近いシーンや水着シーンなどが多く含まれますが、実写では倫理的な制約により、これらの魅力が削られてしまうことも問題です。これらの要素が再現されていないと、ファンにとって「これじゃない」と感じる理由となるのです。
大胆なビキニが実写化ではどうなるのか？心配の声が上がっています。
実際、SNSでは「海夢のギャルっぽさが足りない！」といった声が多く、ビジュアルだけでなくキャラクターの魂まで再現されていないと感じるファンが多いのです。
ストーリーが原作通りなのか？改変があるかどうか
実写化において、ファンが最も心配するのはストーリーの改変です。監督や脚本家が原作をどれほど読み込み、作品の核心を理解しているかは、実写化のクオリティを大きく左右します。
特に、ドラマでオリジナルストーリーや設定が追加されるケースでは、原作にないキャラクターの登場や、キャラクターの年齢や性別の変更、主役の交代などが行われることがあります。これらは一般視聴者には些細に思えるかもしれませんが、原作ファンにとっては許容し難い改変です。
最近はドラマ版オリジナルのキャラクターやストーリーが展開されたりも多いし…原作の持つ独自のテンポや世界観が崩れてしまうのは嫌だなぁ。
「その着せ替え人形は恋をする」では、キャラクター同士の細かな感情のやり取りが作品の魅力ですが、実写では時間や演出の都合で省略されたり、別の形に変わることが多々あります。
キャストへの不満
「その着せ替え人形は恋をする」の主人公、五条新菜（ごじょうわかな）は、ひな人形の頭師を目指す男子高校生で、クラスには馴染めずに一人で過ごすオタクタイプのキャラクターです。
一方、ヒロインの喜多川海夢（きたがわまりん）はクラスの人気ギャルで、アニメやコスプレが大好きですが、手先が不器用という設定。この2人が出会い、新菜が海夢のコスプレ衣装を作ることで、物語が展開していきます。
実写化では、キャストの選定が作品の成否を大きく左右しますが、「その着せ替え人形は恋をする」では特にキャストへの不満が多く寄せられています。
まず、実写版はWキャストとなり、主人公が2人いる設定になっています。配役では、喜多川海夢役を永瀬莉子さん、五条新菜役を地上波ドラマ初主演の野村康太さんが務めますが、キャスト選定に疑問を抱くファンが多いようです。
SNSでは「地上波初主演の野村康太さんが五条新菜を演じるのは不安」との声も上がっており、ビジュアルはイケメンでも、原作の繊細で内向的な新菜のイメージに合っていないと感じるファンが少なくありません。
特に新菜の持つ独特の内向的な雰囲気や繊細な演技が再現できるのかが懸念されており、SNSでは期待と不安の声が入り混じっています。
また、海夢のキャスティングについても「ギャルっぽさが足りない」との指摘が多いです。原作では、海夢の明るく自由奔放なギャルキャラが物語の重要な要素ですが、そのビジュアルや態度が再現されていないと感じる声が多いです。
さらに、アニメのエンディングを担当した「あかせあかり」さんが、自身のSNSで海夢のコスプレを披露し、その再現度の高さが話題になったことも影響しています。
あかせさんのコスプレは「そっくり！リアルに再現できている」と好評を受け、そのクオリティーが実写版のキャストへの期待値を上げてしまったため、実写化への不満が一層強まっているのです。
こここ…これは…っ！？まりんたんではないですかーーーッ！！？これを見たら、実写化への期待値が爆あがりですね…っ！！
キャスト選定が視聴者に与える影響は大きく、特にビジュアルや演技の再現度が低い場合、ファンにとっては「これじゃない」と感じてしまう大きな要因となります。
実写化による表現の制約
実写化において、原作の持つ独特の表現をそのまま再現することは非常に難しいとされています。アニメや漫画では、キャラクターの誇張された動きや感情表現、独特な画面演出が魅力の一部となっていますが、実写ではこれらの演出をそのまま映像に落とし込むことが困難です。
アニメ特有の「漫画的表現」が実写では不自然に見えてしまい、違和感を感じる視聴者も多いのが現状です。
「その着せ替え人形は恋をする」の場合、キャラクターの感情を強調するデフォルメされた表現や、コスプレを通じたキャラクターの変身シーンなど、アニメならではの魅力が多く含まれています。
しかし、これを実写で表現する際には、制約が多く、アニメの持つ鮮やかな表現が薄れてしまいます。例えば、アニメのコスプレシーンでは光の演出やカメラワークを駆使して、登場人物が「非現実的な美しさ」に見えるように描かれていますが、実写ではその雰囲気を完全に再現することが難しいのではないかと懸念されます。
さらに、実写化では視聴年齢層や倫理的な制約も大きく影響します。アニメや漫画では許される表現が、実写になると制限されることが多く、特に「その着せ替え人形は恋をする」のようなR指定に近い要素が含まれる作品では、表現がマイルドに変更されることがあります。
これにより、原作での大胆な描写や演出が削られ、ファンにとっての魅力が薄れてしまうことが多々あります。
着せ恋が連載されているのはヤングガンガン。青年漫画だから、ちょっとエッチなシーンがあったりするよね。ドラマは深夜枠だけど、どうなるんだろう…。
また、キャラクターの内面的な感情表現やテンポ感も実写では難しい部分です。アニメではキャラクターの内心が視覚的に表現されることが多いですが、実写ではそれがセリフや演技に頼らざるを得ません。
そのため、キャラクターの感情の深みがうまく伝わらず、原作にある豊かな感情表現が薄れてしまうことがあります。これらの表現の制約は、実写化が抱える大きな壁であり、ファンが「原作の魅力が失われている」と感じる原因となっています。
実写化する際には、いかにしてアニメや漫画の独自の表現を実写の中で再現するかが鍵となりますが、その再現性の低さがファンの不満を増幅させる要因のひとつです。
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実写化じゃない！？着せ恋の原作ファンが期待すること
実写化への賛否はひとまず置いておいて、原作ファンが本当に求めているものは何なのかを考えてみましょう。
コスプレシーンの再現度
「その着せ替え人形は恋をする」の見どころのひとつは、やはりコスプレシーンです。実際、作品の5周年を記念した展覧会も開催されるなど、コスプレはファンにとって特別な要素となっています。そのため、実写化においても衣装の再現度にこだわってほしいという声が多く上がっています。
「原作の衣装が持つ美しさやディテールをそのまま実写でも再現してほしい」というのは、ファン共通の願いです。
アニメ2期の放送
原作ファンの期待はコスプレの再現度だけではありません。実写化の発表後、多くのファンが「まずアニメの続編が見たい」と声を上げています。原作のエピソードはまだ多く残っており、アニメ2期への期待は高まるばかりです。
続編政策決定が発表されたものの、未だ2期の放送開始時期の発表はありません。2022年1月から3月にアニメが放送されてから2年が経過しますが、アニメの続編を熱望する声が多く、ファンの多くが「ドラマよりも先にアニメ2期を！」と求めています。
アニメ1期では、1クール全12話で原作の5巻・39話まで進みました。2期がある場合は、第6巻・40話から開始されると考えられます。
原作愛のある制作スタッフが再び手掛けるアニメのクオリティに対する信頼も、ファンの期待を裏切らない理由のひとつです。
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原作への忠実さ
さらに、原作ファンが実写化で求めるのは、原作への忠実さです。ストーリーやキャラクターの細かな描写をしっかりと再現し、改変を極力避けてほしいという声が多数寄せられています。原作愛に満ちた制作が行われることで、ファンは安心して作品を楽しむことができるでしょう。
また、原作は今も続いており、最新刊である第14巻も11月25日に発売予定です。アニメや漫画の展開を楽しみにしているファンにとって、実写化よりも原作やアニメの新展開が何よりも待ち望まれています。
実写化のプロジェクトが進む中でも、原作の魅力を損なわず、ファンが愛する世界観を大切にしてほしいというのが多くのファンの願いです。
主演の一人、野村康太さんはお父さんが沢村一樹さんだよ。逆境が吹く中の初主演だけど、2024年既に複数のドラマで重要な役を演じているだけに期待しても良さそう！
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まとめ
「その着せ替え人形は恋をする」の実写化には、再現度やキャスト、ストーリーの改変など、原作ファンが抱く不満が多く見られます。一方で、ファンはアニメ2期の放送やコスプレの再現度など、原作の魅力を忠実に楽しめる展開を期待しています。
- 実写化の再現度が低いことがファンの不満につながっている
- キャスト選定への不満や原作とのイメージのギャップが大きい
- ストーリーの改変や表現の制約が原作の魅力を損なう原因に
- 原作ファンはアニメ2期やコスプレの忠実な再現を強く求めている
ひどい理由が積み重なると、SNS上で騒ぎになってしまうのかもしれないけど…ドラマはまだ放送されていません。
原作ありきのドラマは放送前から原作と比べられるのは仕方ありません。でも、期待値マックスで始まるよりはいいのかも？原作愛ある作品にしてほしいですね◎
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